音色数と録音機能

音色数による表現の違い

音色数はモデルによって大きな差があります。
10未満のものから数百にのぼる機種まで様々で、比較的価格帯が上がるほど音の数も増える傾向ではあります。
ということは音色数は多いほうが優れているということでしょうか?

それは一概には言えません。
例えば、ピアノを弾きたいだけの人にとってはピアノの音色がタイプ別に3つくらいあれば十分かもしれません。
ピアノ曲を弾くのにバイオリンやトランペットの音で弾いても面白くありませんし、レッスンで使用することはないでしょう。

もちろん音色が多ければ表現の幅は広がります。
気分転換でいろいろな楽器の音で楽しみたいこともあるかもしれませんし、バンドやオーケストラ系の作曲やアレンジではアイデアも浮かびやすいかもしれません。
また、外部データを再生する際に様々な音色があった場合より豊かなアンサンブルとして再生されます。

ただ、ピアノ以外の音に対して、過度な期待は禁物です。
ピアノの音源に関してはかなりこだわりを持ったサンプリングを実施していますが、それ以外の音源についてはどこまでリアルを追求できているか微妙なものもあります。
特に管楽器や弦楽器などは独特の発音方法をもって演奏される物であり、細かい音色の調整を再現するには一つ一つの楽器に対して相当のサンプルを取る必要があるため、必ず妥協点があります。
楽器によっては、「~ぽい音」という程度のものもありますので、その程度に考えておきましょう。

録音機能について

録音の機能欄で良く見る言葉ですが「トラック(パート数)」「曲数」「データ容量(記憶音数)」などといった項目があります。
それぞれの意味を見てみましょう。

「トラック(パート数)」というのは、録音した音を重ねられる回数です。
例えば、トラック数2の場合、右手と左手を分けて弾いて、再生される際に両手で弾いたように聴かせることができます。
1トラックに右手、2トラックに左手という考えで、トラックは重ねて再生されます。
メーカーによってはパート数と呼びますが、同義です。
例えばトラック数16という数字であれば、16種類の楽器を重ねて録音することもでき、ちょっとしたバンドや管弦楽を一人で作れてしまいます。
もちろん内蔵している音数の範囲でということになりますが。

「曲数」というのはそのままの意味で、録音できる曲の数です。
「2トラックで10曲」であれば、2トラックで構成された録音曲を10曲まで録音できるということになります。
それ以上新たに録音したい場合は、既存の録音曲を消去することにより可能になります。

「データ容量(記憶音数)」が明記されている場合は、例え曲数が規定以下だったとしても、そのデータ容量(記憶音数)を超過した場合はそれ以上の録音ができません。
ですので極端な話、1曲が非常に長くトラック数を消費するなどでもし最大容量に達してしまう場合は、曲数に余裕があったとしても録音できないということになります。
ただしこの数値は実際に使ってみなければそれが十分か不十分はなかなかわかりにくいでしょう。

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